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お盆シリーズ
お盆のキュウリとナスは何?
お盆飾りの一つであるキュウリとナスは「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれ、キュウリは馬、ナスは牛に見立てて飾られます。この2つにはどんな意味があるのでしょうか。以下では、「精霊馬」の意味について解説します。
「精霊馬」の意味とは
「精霊馬」「牛馬」とは、ご先祖様がお浄土と現世にあるご自宅を行き来する時に使う乗り物のことです。キュウリやナスに4本の足をさしたものが、お盆時期によく見かける代表的な精霊馬です。キュウリとナスには以下のような願いが込められています。
キュウリ…「迎えの馬」
「ご先祖様が足の速い馬に乗って、はやく戻ってこれるように」
ナス…「送りの牛」
「ご先祖様が足の遅い牛に乗って、お土産と一緒にゆっくり帰れるように」
キュウリを「精霊馬」、ナスを「精霊牛(しょうりょううし)」と呼ぶこともありますが、現在では2つを総称して「精霊馬」とされることが多いです。また地域によっては、キュウリとナスが逆の意味を持つところもあります。
キュウリとナスが選ばれる理由
いつ頃から定番とされてきたのかは明らかになっていませんが、どちらも全国的に収穫されている親しみ深い野菜であり、お盆の時期が旬で収穫量が多いということが人々に選ばれた理由と考えられています。
また地域によってはキュウリやナスのかわりに、住んでいる地域で収穫される野菜を使っていることがあります。
以上。諸説はありますが、こんな感じです。良いお盆をお過ごし下さい。